潮風を浴びながら都市と自然と歴史を満喫。
お台場海浜公園は、人口とはいえ都内では希少な“砂浜”が広がる公園。
園内には水上バスの発着場もあり、日の出桟橋などから船で公園に渡ってみると“ちょっとした旅行気分”が味わえる。公園内は遊泳禁止だが、夏にはウィンド・サーフィンや波打ち際で遊ぶ親子連れなどでにぎわう。
砂浜の西側には岩場と、展望デッキ「スカイウォーク」が続き、変化に富んでる。
公園内では、イシガニなど水辺の生き物や、水面を泳ぐカモメやカモの群れに交じり、クロマツやマテバシイ、サクラなどの樹木が数多く植えられているため、メジロやムクドリ、ツグミなど里山に住む鳥たちが飛び交う。海を背にすれば、「デックス東京ビーチ」や「アクアシティお台場」などのレストランやカフェ、アミューズメント施設もある。潮風を感じながら、都市と自然と歴史に同時にひたれる、お台場はそんな魅力あふれる散策スポットだ。
隣接する「台場公園」は駅から歩いて15分。お台場海浜公園の砂浜の先に、海にせり出すように石垣で築かれた四角い建造物がある。ここは、幕末に来襲する黒船に向けて砲撃するため、幕府が建設した人工島「台場」の跡で、国の史跡にも指定されている「台場公園」だ。一辺160メートルの正方形の人工島へと続く堤防はマツが植えられ、島の一角にはレプリカの砲台が置かれる。
黒船からの監視と砲撃を避けるため、台場の内側は8,000平方メートルの広大なくぼ地になっており、石段を降りると陣屋や弾薬庫の跡がある。このくぼ地3分の1ほどは雑木林で、マツやカエデに混じってサクラの木もあり、春には花見の穴場となっている。また、“スリル”を楽しみながらの散策がご希望の向きには、すぐ上にかかるレインボーブリッジの遊歩道(無料)に足を延ばすことをお勧め。臨海副都心のビル群や海上を進む船など、別のアングルからの景観が楽しめる。
名称 | お台場海浜公園 |
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所在地 | 港区台場1-4-1 |
問合せ | 03-5531-0852 |
アクセス | ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」徒歩3分 りんかい線「東京テレポート駅」徒歩7分 |
公式サイト | https://www.tptc.co.jp/park/01_02 |
名称 | 台場公園【国指定の史跡】 |
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所在地 | 港区台場1-10-1 |
問合せ | 03-5500-2455(公園センター) |
アクセス | ゆりかもめ「お台場海浜公園」徒歩12分 りんかい線「東京テレポート駅」徒歩20分 |
公式サイト | https://www.tptc.co.jp/park/01_02 |
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