2012年に竣工した仙石山森タワーは、小鳥が訪れる街を目指して造られた緑あふれる屋外空間が自慢。
大けやき広場からは東京タワーが一望でき、こげらの庭では地域在来の植生が見られる。
隣接する泉ガーデンやアークヒルズなどと併せてのんびり散策してみたい。
エントランスの仙石山プラザに足を踏み入れると、まず2本の大きなメタセコイアが目につく。一角には芝生もあり、ビジネスライク一辺倒ではない、潤いのある空間が広がっている。ツワブキ、ヤブランなどが植えられた道を奥へ進むとこげらの庭が見えてくる。
こげらの庭には、工事前の土壌を再利用して、在来種のコナラ、ミソハギ、エゴノキ、ヤマブキ、ヒメユズリハなどが植えられている。穏やかでどこか懐かしい雰囲気だ。池の側ではススキの穂が揺れ、昆虫が行き来する。奥には江戸時代の石垣石も残されており、思わぬ歴史探訪に。設置された枯れ木にはキノコが生え、木立の中には、都心では見かけなくなったツユクサの姿も。あずまやのベンチにコナラの実が転がる風景は里山のようだ。コゲラやツグミなどの鳥類や昆虫などがやってくる多様な緑地を目指しているという。
南面には芝生が広がる大けやき広場。高台であることを実感できる開けた眺望が見事。吹き抜ける風が気持ちいい。正面には東京タワーが大きく見え、ゴロンと寝転がりたくなる開放的な場所だ。近くの保育園の園児たちが遊んだり、ワーカーが一休みしたり、住民が犬を散歩させるなど、憩いの場となっている。
名称 | アークヒルズ仙石山森タワー こげらの庭 |
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所在地 | 港区六本木1-9-10 |
問合せ | 03-3224-6471(アークヒルズ仙石山森タワー防災センター) |
アクセス | 南北線「六本木駅」徒歩5分 日比谷線「神谷町駅」徒歩8分 |
公式サイト | https://www.arkhills.com/ |
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