有名俳優や一流ダンサーたちの参加により
ブロードウェイばりのミュージカル・アニメが完成
ホットなペンギンたちがハートに火をつける!
2007年の第79回アカデミー賞にて、長編アニメーション映画賞を受賞したペンギン・ミュージカルが日本上陸! 不朽のナンバーを詰め込んだオリジナルMIXに始まり、EW&Fの「ブギー・ワンダーランド」など名曲の数々をペンギンたちが歌って踊るビッグ・パーティ。声の出演は『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドをはじめ、ロビン・ウィリアムズ、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、ブリタニー・マーフィーら有名俳優が続々。熱い音楽にのせて皇帝ペンギンの少年の冒険と成長を描く、ハイテンションなミュージカル・アニメである。
南極大陸。皇帝ペンギンの美声カップル(ジャックマンとキッドマン)は、かわいい息子マンブル(ウッド)を授かる。か、マンブルは歌が絶望的にヘタな天才ダンサーで、彼らの世界ではまったく認められない。仲間たちからバカにされ、学校で落ちこぼれ、憧れの歌姫グローリア(マーフィー)にも近づけない日々。あるとき知らない場所にたどり着いたマンブルは、ラテン気質の陽気なアデリーペンギン5人組と出会う。
フラメンコやタンゴやリバーダンスから、ガムブート・ダンス(長靴でステップを踏むダンス。南アフリカ起源)やサモアのスラップダンスやズールー族のダンスまで、25000羽ものペンギンたちが踊るクライマックスのダンスシーンは圧巻! 人間の動きを記録してCGで再現するモーション・キャプチャー技術を駆使した本作では、ペンギンたちのダンスは一流のダンサーや振付家の動きをそのままコピー。マンブルが踏む魔法のようなステップは、トニー賞最優秀振付賞など多数の受賞歴を誇る天才タップダンサー、セヴィアン・グローバーが担当。痛快なほどキレのいいステップや決めポーズに、ハッと目を奪われる。
本作のもうひとつの大きな魅力は音楽。なかでもフランク・シナトラの「マイウェイ」をジプシー・キングスよろしくスペイン語で、クイーンの「愛にすべてを」をゴスペル風に、ラテン系やブラックミュージック調にアレンジされた熱い曲がインパクト大。プリンスのセクシーなファンクナンバー「Kiss」は、ジャックマンとキッドマンが映画用の替え歌でデュエット。プリンスは当初、「Kiss」の歌詞の変更を拒否したものの、完成前の映像をとても気に入り、歌詞の変更を許可した上に、エンディングテーマ「The Song of the Heart」を書き下ろしたとのこと。気難しいこだわり屋で知られる彼に認められたとは、なかなか誇らしげなエピソードだ。
子ブタが活躍する『ベイブ』のジョージ・ミラーが監督・共同脚本・製作を手がけた本作。ペンギンならではの動きと愛らしさで心をなごませ、ソウルフルなサウンドでハートに火をつけ、ラストでは環境問題に触れたりもする。とてもホットな作品である。
公開 | 2007年3月17日公開 丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー |
---|---|
制作年/制作国 | 2006年 アメリカ |
上映時間 | 1:48 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
監督・共同脚本・製作 | ジョージ・ミラー |
共同脚本 | ジョン・コリー |
共同脚本・共同監督 | ジュディー・モリス ウォーレン・コールマン |
音楽 | ジョン・パウエルー |
声の出演 | イライジャ・ウッド ロビン・ウィリアムズ ヒュー・ジャックマン ニコール・キッドマン ブリタニー・マーフィー ヒューゴ・ウィービング |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。