《種をまく人》が30年ぶりに来日 時系列で追うだけでなく、バルビゾン派の画家の作品と比較も
働く農民や農村の風景に焦点をあて、ありのままの姿や日々の営みを描いたジャン=フランソワ・ミレー(1814−1875)の作品をボストン美術館のコレクションをベースに展観する企画展です。
ミレーは19歳から本格的に画家を目指し、26歳でサロンに肖像画が初入選。当初は肖像画家を目指していましたが、パリでコレラが流行し始めたのを機に郊外のバルビゾンに疎開。コロー、ディアズ、ルソーらバルビゾン派の画家とともに、村を拠点に農民画を描き続けました。晩年は、風景画にも熱心に取り組みましたが、後年に大きな潮流となった印象派と異なり、カンヴァスをアトリエから持ち出すことはしませんでした。
本展では、ミレーの多くの作品を所蔵するボストン美術館より、初期に描かれた自画像から、晩年の《木陰に座る羊飼いの娘》まで25点の作品が来日。特に、《種をまく人》、《刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)》、《羊飼いの娘》は、“ボストン美術館三大ミレー”と言われる主要なもので、今回の目玉となっています。併せて、バルビゾン派の画家、影響を与えたとされるクロード・モネなど、フランスの画家の作品も展示され、総数64点が並びます。
展覧会名 | ボストン美術館 ミレー展 傑作の数々と画家の真実 |
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休館日 | 月曜日(ただし祝日・振休の場合は開館。1月5日は18:00まで開館。) 年末年始 12月27日(土)〜2015年1月1日(木・祝) |
時間 | 10:00〜18:00(祝日と1月2日を除く金曜は20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 三菱一号館美術館 千代田区丸の内2-6-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入場料 | 当日 一般1,600円、高大生1,000円、小中生500円 |
公式サイト | https://mimt.jp |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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