ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター

あの鮮烈な日本初個展から約3年。膨大な未発表作品を携えて
ニューヨークが生んだ伝説の写真家の個展がカムバック!

ソール・ライター 《薄紅色の傘》 1950年代、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation

2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター(1923〜2013)。2013年に89歳でこの世を去った後、彼のアパートには膨大な作品が未整理のまま残され、その数はカラー写真だけでも8万点にのぼるともいわれている。
 今回の展覧会では、2017年の展覧会開催以降に、まさに“宝の山”のような未整理資料から発掘された未発表作品群を紹介するとともに、一人の写真家の生涯にわたるアーカイブを通して、ソール・ライターの創作の秘密に迫る。


第1部では、2006年に出版された『Early Color』によって、“カラー写真のパイオニア”と称されるようになったソール・ライターの世界初公開となるカラー作品をはじめ、前回の展覧会では紹介できなかったモノクロ・カラーの代表作、多数の未発表作品など約200点により、その業績をたどる。
 第2部では、ソール・ライターが残した膨大な作品や資料のアーカイブ構築に取り組むソール・ライター財団のプロジェクトを通して、写真家の実像に迫る。彼が残したカラー・スライドの中で、特に1940年代から60年代に撮影されたと思われる作品に絞ってデータベース化するというプロジェクトが2018年より始動し、本展ではその中から未発表作品を世界で初めて公開。また、ライターが偏愛した小さいサイズの写真「スニペット」、セルフ・ポートレート、スケッチブック、家族のアルバム写真、愛猫たちの写真などが展示される。
 膨大な全作品のアーカイブ完成までには、少なくともあと10年はかかると予想されており、その財団の挑戦を展示で紹介することで、作家の世界観により近づくことができるだろう。

あの鮮烈な日本初個展から約3年。ニューヨークが生んだ伝説の写真家の、膨大な未発表作品に大いに期待したい。

ソール・ライター 《帽子》 1960年頃、発色現像方式印画©Saul Leiter Foundation
ソール・ライター 《無題》 撮影年不詳、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation
ソール・ライター 《『Harper's BAZAAR』》 1959年2月号、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation

ソール・ライター 《レミィ》 1950年頃、ゼラチン・シルバー・プリント ©Saul Leiter Foundation
ソール・ライター 《無題》 撮影年不詳、ゼラチン・シルバー・プリント ©Saul Leiter Foundation
ソール・ライター 《デボラ》 1940年代、ゼラチン・シルバー・プリント ©Saul Leiter Foundation
開催概要
展覧会名 ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター
会期 2020年1月9日(木) 〜 3月8日(日)
休館日 1月21日(火)、2月18日(火)
時間 10:00〜18:00
※金・土曜日は21:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
入館料 一般 1,500円、高大生 1,000円、小中生 700円
公式サイト https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2020年1月更新