外堀通りから2本赤坂寄りの田町通りにある「やさい村大地　赤坂田町通り店」。1日限定30食のサンパ定食が大人気な韓国料理店だ。
「契約農場から毎日仕入れる葉野菜を、サンパ定食には常時10種類以上提供します」と、店長。メニューにはサンチュからエゴマ、パクチーに至るまで総勢28種類の葉野菜の効能やおすすめの組み合わせが書かれている。

これ1人前？ わさわさ揺れる緑の山にたじろぐ。直径20cmほどの籠にはサニーレタス、春菊、ケール、小ねぎなど多彩な葉野菜がこんもり。バジルやクレソンなど、韓国料理には珍しい西洋系香草もある。巻いて口にすると、キムチの辛み、豚肉の旨味の後にハーブが爽やかに脂をぬぐう。これはいい！ こってりが全く気にならない軽さ。豚キムチもたっぷりあるから、葉っぱだけが残って困ることもなし。日替わり小鉢のナムルやキムチ、雑穀米を巻いてもサラダ巻きっぽくてイケる。

野菜は1回限り、ご飯は無制限でおかわりOK。リピーターは好みの葉だけをリクエストするとか。食べ疲れそうなほど、総量はメガトン級。腹ペコの人、野菜不足の人はぜひ一度足を運んでみてほしい。

1. サンパ定食に次いで人気のある野菜ビビンバは、元は賄いメニュー。小鉢5品、味噌汁がついて税込900円と破格値。器の中は韓国のりと目玉焼きが添えられているものの、一面の青い野菜の海で、2cm位掘らないとご飯に到達しない
2. 2Fにはベビーリーフを鮮度良く保つために専用の保冷室を設置。冷蔵庫では乾燥が強すぎるため、オーダーメイドで製造したもの。定期的にミストが発生する
3. 1Fはテーブル席、2Fは座敷となっているが、ランチは1Fのみ。1人客以外は相席もなく、ゆったりと食事ができる。メニューには使用している28種類のベビーリーフの名前と効能が記載。見ながら食べれば知識もアップ