アークヒルズサウスタワーの地下にあるスーパー「福島屋」。「食べて美味しくからだに優しい食材」を真っすぐに追求した商品の数々は、どれも素朴ながらオリジナリティに溢れ、安心して口にできるものばかりだ。そんな福島屋で、店頭に並ぶ自慢の食材を使い、店内で手作りされるお弁当が界隈のワーカーの胃袋を掴んで離さない。

エサに天然ハーブを使用した鹿児島県産さつまハーブ鶏肉、青梅市 川鍋鶏卵のうみたて卵など、食材は生産者指定が多く、安全性は抜群。一押しオカズの鶏げんこつ焼きの下味には、同店がメーカーに特注している生醤油「きあげ」が使われている。

人気メニューは、鶏げんこつ焼きとうみたて卵が入った「鶏そぼろ弁当」。冷めてももっちりとしたご飯の上に、しっかりと煮含められた鶏そぼろにやさしい甘みの炒り卵、固めに茹でられたサヤインゲンが並び、彩りも食感も楽しい。なんと言っても、生醤油の旨味がしみ込んだ鶏げんこつ焼きがおかずのような役割も果たし、全体の味を引き締めてくれるので、見た目よりしっかり分量のあるご飯もペロッと食べられる。そのほかにも、魚好きにおススメのサバ半身が豪快に入った「サバのみりん干し焼弁当（税込842円）」などがある。

“サラダでご飯”を意識して考案された「サラダミール（SALADS MEAL）」も評価が高い。グリーンサラダの上に、存在感のある鹿児島県産さつまハーブ鶏が2切れ。タコのマリネ、キャロットラペ、カボチャのマリネ、キノコのマリネなど、数種類の日替わり惣菜が入ったボリューム満点の一品だ。Largeサイズは2人で取り分けても充分、小皿では3〜4人分くらいありそうな分量。野菜好きでなくても、魅力的な惣菜に魅かれて選ぶ人も多く、中にはおにぎりや揚げ物と合わせるツワモノも。バルサミコやオリーブオイルのさっぱりとした自家製ドレッシングなので、分量のわりにあっという間に野菜補給ができる。
 どのお弁当も11時半頃から売り場に並ぶので、じっくり選ぶなら12時前の来店を心掛けたい。