頤和園 霞が関店(霞が関)
霞が関ビルの隣、東京倶楽部ビルにある霞ダイニング。3Fにある「頤和園霞が関店」は、多彩なメニューとボリュームで人気があり、毎日、周辺のビルなどから400人ほど来店。客も店員も互いの顔を覚えるほど、常連客が大半を占める。
ランチメニューは、ジャージャー麺、海老つゆそば、牛肉細切りつゆそばなどの湯麺系が11種類、シュウマイやマーボー豆腐、ふかひれ煮込みなどの定食が9種類、五目、海鮮、八宝などの焼きそばが6種類、かけ御飯が6種類、炒飯が5種類と迷うほどに多彩。ダントツ人気を誇るのが、四川坦々麺。次点は定食から麺までそろうマーボー豆腐、そして蟹の餡かけが女性に好評の頤和園炒飯が続く。どのメニューも量が多く、グループで定食メニューを複数注文して、シェアして食べるのも一般的だ。
大きい丼にたっぷり盛られて登場した一番人気の四川坦々麺。食べると、粗挽きゴマのコクのある味わいが口いっぱいに広がる。レンゲでスープをすくうとゴマだらけ。ゴマの雑炊に麺が入ったようなボリューム感だ。「本来は肉をミンチにする機械でゴマを粗挽きにして入れています。最初はスープがサラサラしているのですが、徐々にすりゴマが吸水して餡かけのようになり、一層濃厚な味が楽しめます」と、関口努店長。香ばしい香りと濃厚な旨味に、甘めの豚ひき肉が良い塩梅に絡む。八角、桂皮、唐辛子などを使って作った自家製ラー油は激辛ではなく、味のアクセントになっている点も食べやすい。作った時の唐辛子のガラを新しく作る時に半分足し、深みのある辛さを出しているのだとか。テーブルにある黒酢を加えると辛さが半減、酸味がスープをよりマイルドにして、クリーミーな味わいに変化する。
定食以外はプラス200円で大盛りにできるが、白飯を注文し、残ったスープに入れて雑炊で食べるのが“通”な食べ方。かなりボリュームがあるが、女性も注文する人がいるという。多くのワーカーを虜にし、週に何度も食べたくなる名物坦々麺。落ち着いて味わうなら、11時台か14時台の来店がオススメだ。
多くの人で賑わうランチタイムながら、丁寧に対応する店長の関口努氏。11時半、13時過ぎと2度の行列があり、ランチタイムはほぼ満席が続く。雨の日は傘を差さずに来られる近隣ビルの人で特に混み合うとか。
L字型の店内はガラス張りで採光がよく、広場の緑や大通りを眺められる。テーブル席やソファー席だけでなく、奥には10・12・16人掛けの円卓の個室が5部屋あり、接待や会合にも便利。平日のランチは日々行列するため、ピークタイムは相席の確率が高くなる。
名称 | 頤和園 霞が関店 |
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所在地 | 千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング 霞ダイニングフロア3F |
電話番号 | 03-3501-3222 |
営業時間 |
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定休日 | 年末年始 |
公式サイト | https://www.iwaen.co.jp/kasumigaseki.html |
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