これはもはや、ささみ革命!概念を覆すやわらかジューシーささみかつは低温揚げが肝

イマカツ 六本木本店(六本木)

  • 2019/07/05
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名物ささみかつ膳名物ささみかつ膳 税込1,100円
※ご飯・キャベツはお替り無料

東京ミッドタウン近くの路地で、ひと際目をひく行列。ランチタイムはオープン前から14時過ぎまで、ディナータイムでもその列が途切れることはほとんどない。列に並ぶ人々のお目当ては、その概念さえも変えてしまうと評判の“ささみかつ”だ。2015年のミシュランガイド東京のビブグルマンに選出されるなど、ヒレかつやロースかつも申し分ないクオリティながら、「おそらく、今まで皆さんが食べてきたささみとのギャップが大きすぎて、印象に残るのがささみかつなんだと思います」と店長の軽部洋明氏が言うように、イマカツで提供されるささみかつの衝撃は大きい。

うっすら肉汁を纏う断面からも、しっとり感が伝わる。まずはぜひ山口県下関の塩で!

ささみといえば、低カロリーでパサパサと淡白な肉質というイメージが強いが、イマカツのささみかつはその真逆。噛んだ瞬間思わず「…これがささみ?」と呟いてしまうほど、しっとりジューシーなのだ。純白の断面には上品な肉汁がうっすらと輝き、細かくむっちりとした鶏肉の繊維が美しい。サクッと歯切れの良い薄衣に守られながら、ふわふわとほどけるささみは、まさに極上のやわらかさだ。

香りが際立つよう、ラードヘッドをブレンドしたオリジナル油を使用。低温でじっくり揚げることで、旨味を閉じ込めたやわらかなささみかつに。

岩手県の契約養鶏場で育てられた銘柄鶏「奥の都どり」を一本のグラム数まできっちり指定し仕入れるなど、鶏肉自体へのこだわりは言うまでもないが、このジューシーさの最大の秘密は、独自の揚げ方にある。まずは高温の油でサッとラードの香りを纏わせ、次に低温でじっくりと繊維を壊さないよう火を通し、油からあげた後は余熱でじわじわ蒸らすというのがポイントだという。「一般的には、油切れを良くするために、低温→高温の順で揚げるのが普通ですが、うちは揚げ方に秘密の工夫を施しているので、最後に低温揚げを入れてもちゃんとサクッとしたカツになります。また、糖度が高めの特注のパン粉を使うことで、低温でも程よくきつね色に仕上げることができます」。つまり、油切れの悪さや色付きの物足りなさなど、低温揚げの難点となる要素を全て克服し、良い部分だけを余すことなく引き出したのが、この店のささみかつなのだ。
 ランチの「名物ささみかつ膳」は、ささみかつ2本に揚げ茄子一切れ(野菜は季節により変動)がメイン。それに、ご飯・味噌汁・キャベツ・香の物がセットになっており、ご飯とキャベツはお替り自由だ。また、早い時間であれば、限定数の十六穀米をチョイスすることも可能。卓上にはソース、塩、胡麻ドレッシングが備え付けられているが、ささみかつやとんかつは、まずは山口県下関産のミネラル豊富な塩をつけて、肉の旨味をダイレクトに味わってほしい。

お箸で割ると半熟卵が溢れ出す至福の瞬間「ぴよぴよメンチ 税込670円」。ディナー限定品。

ディナーで人気の高い単品メニュー「ぴよぴよメンチ」は、メンチを割ると中からとろとろの卵黄が溢れ出す、愛されビジュアルがウリ。絶妙な火加減のメンチと卵の相性が良く、和風ソースをかければ食べ応えもしっかり。また、ささみかつはランチ・ディナー共に一本(税込450円)から単品注文も可能だ。

行列の絶えない人気店は、忙しい時間帯でもスタッフの心配りがあり気持ち良い。

店内は、カウンター、個室、テーブル席とあり、ランチ、ディナー共に常に行列だが、16時までと遅い時間までランチを提供しているのが有難い。14時を過ぎると、比較的スムーズに席に着くことができるので、あえて時間をずらしてチャレンジしてみるのも良いかもしれない。また、ディナーに関しては、18時〜19時頃の早い時間帯であれば予約も可能だ。

あなたの“ささみかつ”のイメージが180度変わる、驚きのささみ革命をぜひイマカツで体験してみては。

基本情報

店舗外観
名称 イマカツ 六本木本店
所在地 港区六本木4-12-5 フェニキア ルクソス1F
電話番号 03-3408-1029
営業時間
月〜土
11:30〜16:00(LO15:30)
18:00〜23:00(LOフード22:00、ドリンク22:30)
祝日
11:30〜16:00(LO)
16:00〜21:30(LOフード20:30、ドリンク21:00)
定休日 日曜
公式サイト https://www.grasseeds.jp/imakatsu/

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