老舗ホテルにはその歴史に沿うように長年愛される逸品がよくある。ザ・キャピトルホテル 東急の場合は、ペストリーブティック「ORIGAMI」で販売されている「バナナブレッド」。お土産に、プレゼントに、ビジネスの手土産と、50年以上にわたりさまざまなシーンで利用されてきた。
 一口食べれば、ふんわりした生地とともにバナナの甘さが広がる。パウンドケーキに近く、どこか懐かしい美味しさだ。開発当時のレシピを今も忠実に守り、バターを加えずにソフトな食感を出している。使用するバナナはSサイズで約1.5本、Lサイズで約2本とたっぷり！　バナナが持つ濃厚な甘さを生地に反映させるため、完熟した証である茶色の斑点シュガースポットが皮に現れるまで待ってから使うという。

チョコレートソースや生クリームをトッピングすれば、手軽なドルチェに早変わり！　また、好みのジャムをつけたり、夏場なら冷やして食べるのもいい。1日30本前後しか焼かないため、夕方には売り切れることも。昼間の購入がおすすめだ。

ペストリーブティック「ORIGAMI」では、他にも手土産にピッタリな商品を多く取り揃えている。バナナブレッドと並んで、昔から愛されている「キャピトルドーナツ 270円」は卵の味がする優しい味わい。ふんわりとした生地にグラニュー糖がまぶされた、奇をてらわない素朴な懐かしさが魅力だ。

ホテルブレッドもテイクアウトに人気。一般的なクリームパンの約2倍の大きさでずっしりと重量を感じる「ブリオッシュ・クレーム 486円」は、ブリオッシュ生地にバニラの香りが豊かに広がるカスタードクリームをたっぷり包んだ逸品。

インパクトのある「竹炭ケーキ 2,160円」も人気商品。炭の苦味はなく、栗や大納言小豆の柔らかな甘さとしっとりした食感で食べやすい。