1947（昭和22）年創業の「甘味おかめ」は、現在、麹町本店、有楽町店、交通会館店の3店舗を構える。手作りにこだわり、基本的にオーダーごとに作るおはぎはビッグサイズ！

北海道産の小豆で仕上げた粒餡は、豆の形がほど良く残っていて食感もGOOD。おはぎの素朴さを出すために、敢えて大納言ではなく中納言を選んでいるとのこと。もち米に負けない豆のほっこりした味わいがある。
 きな粉やゴマは別添えの粉をかけてから一口。きな粉が持つ懐かしい甘さに、たっぷり入った餡の甘さが相乗効果となって美味しい。ゴマは香りがすごく開ける前から食欲をそそられる。きな粉よりもやや控えめの餡とゴマのコクがベストマッチ。ゴマのザラザラ感が舌に残ることも全くない。

来店は男性客がなんと6割！　店内でおはぎを食べる場合は、好きな味を2種類と煎茶付きで税込760円だが、ゴマやきな粉はてんこ盛りで出てくる。手土産用の詰め合わせは、事前予約や時間指定などにも気軽に対応してくれ、ビジネスでの利便性も大だ。

1. 店内での人気メニュー「蔵王あんみつ」税込760円。大正金時豆で作った餡の上にソフトクリームがのってボリュームたっぷり。小豆よりも滑らかで風味が強く、ソフトの濃厚な甘さにほど良く絡む。かっちりした寒天とも好相性で正にザ・甘味！　9〜12月に生栗を手剥きして作る栗商品もファンが多い
2. 下り坂に面した店舗は入口から中が見えづらい。しかし、松本民芸家具が置かれた店内はレトロな雰囲気で、癒しの空間を作り出している。おはぎ、茶飯握り、おでんがセットになった甘辛弁当税込960円や、山椒付きの豚うどん税込830円はランチで人気。