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港区の達人が教える“喜ばれる”手土産、贈り物などセンスがキラリと光る逸品をeHills Clubがセレクトしてご紹介! |

進物用赤飯(2合) 1折・税込2,430円
※消費期限 当日中
※自宅用は1人前・税込594円〜
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青山通りに面したビルの9階にある予約制の和菓子屋さん。1923(大正12)年に創業し、親、子、孫へと家業を受け継いで1世紀近い歴史を持つ。赤飯は慶事に欠かせないと固定ファンが多い。
進物用の化粧箱は朱塗りに紅白の水引、ゴマが入った鯛の小袋とお祝いらしい容貌。開ければ、小豆色に色付いた赤飯がお目見え。備中産だるまという最高級大粒ささげを使っているからか、豆の存在感が際立つ。
口元へ持っていくと、ふわっと国産ゴマの香ばしさ。含めば、粒立ちで噛みごたえがあるのに、もち米ならではの粘りと弾力、甘味がすごい。ささげのほくっとした味わいが後に続き、一心不乱で咀嚼する。美味しいものは自然と口数が減って食べることに専念しがちと言われるが、まさにそれ。
和菓子で使う新潟産の最高級もち菓子種“こがね”を蒸して作り上げており、もち米の旨味を引き出すポイントは途中の塩水のかけ回し。コツを打つと言い、絶妙なタイミングで入れると、ふっくらして艶も出るという。
毎年敬老の日には、新栗入りのおこわも登場。こちらも人気抜群。赤飯も和菓子も1個から予約できるので、営業日をチェックしつつ気軽に電話してみたい。




2012年12月取材/2015年5月更新