米誌「タイム」が発表した2016年版「世界で最も影響力のある100人」で、日本から唯一選出されるなど、今やアーティストの域を超えた存在感を放つ草間彌生。水玉やポップな色使いの作品が印象的な彼女だが、今展では、50年代からライフワークとして折に触れ作成してきた、原点ともいえる「無限の網」シリーズの最近作が並ぶ。モノクロームの濃淡や凸凹で表現される、綿密な筆致と無数の弧の集積が観る者を釘付けにする。会期は7月30日（土）まで。日・月・祝休。時間は11:00〜19:00。