現在、マサチューセッツ工科大学に所属しながら、バイオテクノロジーとアートの可能性を探求するアーティスト長谷川愛。同性カップルの遺伝情報から“実子”の姿を提示した「（不）可能な子供、01：朝子とモリガの場合」で、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した長谷川が、今展で投げかけるのは「人間がイルカを産んだら…」という、こちらも物議を醸すテーマ。「倫理」や「常識」に囚われ思考停止に陥りがちな私たちを、映像・ジレンマチャート・模型などを通して議論の場に引っ張り出し、選択肢の多様性に気づかせてくれる。また、1Fでは若手アーティストの作品を集めた「AXIOM Selection 01」も同時開催中だ。会期は2月25日（土）まで。日月祝休。時間は13:00〜19:00。