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高橋恭司 イメージの絶望

高橋恭司 イメージの絶望
GALLERY SIDE 2 オフィス(西麻布1-8-12 Barbizon 61 2-A)

2018/2/6(火)
 90年代の日本におけるファッション・広告などのビジュアルカルチャーに、多大な影響を与えた写真家・高橋恭司(たかはしきょうじ)の最新作個展が開催中。会場は昨年六本木のギャラリーをクローズし、現在新スペースを探す傍ら、オフィスを一時的にギャラリーとして開放している「SIDE 2」だ。

 自身の訪れたベルリンと池袋の街並みから、道端の空き瓶や何気ない風景などを写し撮り、あえて街中のいわゆる写真屋で現像、さらに写真の角を無造作に切り取るという、商業写真とは真逆を行くようなアプローチ、高橋の写真からは想像もできないような水彩の優しいタッチの絵画、自身の言葉を詩のように紡ぐビデオ作品…と、写真家という枠では収まりきらない作品の数々に驚かされる。

 色を探し求めるラディカルな写真表現から、自身の心から色が滲み出るような表現へ。高橋はこれを“イメージの絶望”と呼んでいるのかもしれない。

会期は3月3日(土)まで。日月祝休。時間は12:00〜18:00。