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荒木経惟「恋夢 愛無」

荒木経惟「恋夢 愛無」
タカ・イシイギャラリー東京(六本木6-5-24 complex665 3F)

2018/5/30(水)
 complex665ビルに入る東京スペースでは初、タカ・イシイギャラリーとしては通算26度目となる荒木経惟(あらきのぶよし)の個展。

 ギャラリーの入口に掲げられた自筆の題字「恋夢 愛無」の横には「写真は、モノクローム。恋は、モノクロー夢。愛は、モノクロー無。」と独特の荒木節が綴られており、今展で発表される全モノクロームの新作98点への期待も高まる。

 昨年は、国内外で20あまりの個展を開催した荒木。回を重ねるごとに、動いている被写体を静止画に留めるはずの写真に、“止まりきっていない”ような微動を感じるようになったのだとか。その動きを「殺しちゃいけない。写真で撮ることは、最後まで微動して見えなくちゃいけない」との想いを強めた荒木は、死から生に向かう強さを今展の作品にも表現しようと試みている。
 濃密なモノクロームの中でより複雑に交錯するエロス(生・性)とタナトス(死)は圧巻だ。

 なお、今展にあわせ、写真集「恋夢 愛無」が刊行される。

会期は6月23日(土)まで。日月祝休。時間は11:00〜19:00。
【写真】荒木経惟「恋夢 愛無」 展示風景 タカ・イシイギャラリー東京 2018年5月25日−6月23日