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Roppongi α Art Week 2019 川本渓太×しろこまたお展

Roppongi α Art Week 2019 川本渓太×しろこまたお展
Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(六本木7-8-9 深作眼科ビル1・B1F)

2019/2/18(月)
 国立新美術館で毎年行われる「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」の開催期間に合わせ、六本木の画廊が将来有望な学生の作品を紹介する「Roppongi α Art Week」。Hideharu Fukasaku Gallery Roppongiでは、多摩美術大学4年次の川本渓太(写真)と、しろこまたお2名の作品を展示中だ。

 仮面をつけた人物がこちらをジッと見つめる油彩画に、妙な懐かしさと不穏な空気を感じる川本の作品。「大学2年の頃、何を描いたらいいのか分からなくなってしまった時期があって、ふと小学生の時に作った仮面が目に入り、それをつけて自画像を描いてみたら面白いんじゃないかと思ったんです」というのが、このシリーズを描き始めたきっかけだという。自身の幼少期の写真の顔に仮面をかぶせ、支持体に落とし込むことで、人間にとって核心的な意義を持つ“顔”が、仮面という“モノ”にすり替わるという、得体のしれない魅力が作品から立ち昇ってくる。また、油絵具からあえて油分を抜いたマットな質感と、静謐でどっしりとした筆致が、その世界観をさらに奥行きのあるものにしている。
 「仮面に対する考察と様々なメディアでの表現を模索していきたい」と今後の展開を語ってくれた。

 B1Fに展開するしろこまたおは、「teru○teru(テルマルテル)」という自身が創造した夢想世界の出来事を版画で表現しており、その細やかなストーリー性に引き込まれる。

会期は3月2日(土)まで。日祝休。時間は11:00〜19:00(最終日は17:00まで)。