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アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア
TOTOギャラリー・間(南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)

2019/9/12(木)
 ベルギーのゲントを拠点に活動する3人の建築家ユニット、アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(ADVVT)の日本初の展覧会が実現。

 2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で銀獅子賞を受賞するなど、世界的な注目を集めつつあるADVVT。代表作のひとつ「カリタス」(2016年)は、取り壊しが進んでいた19世紀の精神科病棟の改修プロジェクトで、医師や療法士、患者とのディスカッションを重ね、屋根すら撤去されていた既存建物に温室を挿入し補修を行っただけで、多様な用途に応える開放的な空間を生み出した。
 このように、古いものと新しいものの融合や、サステナビリティの視点からの建築を得意とする彼らだが、本展の会場づくりもそのコンセプトが活きたものになっている。特に注目したいのは、壁面へのアプローチ。TOTO・間での前回展の壁面ドローイングをそのまま残したり、仕切りの板を一部分だけあえて取り付けず、骨組みやバックヤードを露出させ、その奥に作品の映像を展示したりと、スクラップ&ビルドではない、さまざまな要素の融合によって完成する空間を、体感的に提示してくれる。
 また、日本の学生がADVVTの仕事を再解釈し、日本のコンテクストに置き換え提案した模型、誰もが参加できる大きなドローイングボードの展示など、彼らの建築に対するふるまいが、日本の人、文化と触れ合う初めての展示に立ち会えうことができる。

 写真は、ギャラリーツアーをするADVVTのヨー・タユー氏(左)とヤン・デ・ヴィルダー氏(左)。

【会期】9月13日(金)〜11月24日(日)
【休館日】月曜、祝日(11月3・23日は開館)
【時間】11:00〜18:00