絵画制作のほか、作家業、舞台の作演出、ドラマ・映画監督、映像制作、ラジオパーソナリティなど、多彩なジャンルで活躍する大宮エリー。昨年の小山登美夫ギャラリーでの個展も記憶に新しいが、今展ではミュージシャンのMISIAと作った絵本『ハートのレオナ』の原画を中心に、ライブペインティングでの作品など、大自然の動物をテーマにした作品をピックアップ。

 『ハートのレオナ』は、ライオンの女の子レオナが親友のペリカンのムワリとアフリカを旅する物語で、アフリカのダイナミックな自然・動物・文化が描かれた一冊だ。そこに大宮エリーならではの、プラスのエネルギーに溢れた絵が彩りを加えることで、絵本からはおおらかで優しい空気が伝わってくる。
 自身が楽しい気分の時にしか描かないという作家の筆にのった色や形の一つ一つが、観ている人をも巻き込み空間全体がパッと華やぐのは、どの会場でも同じ現象なのだと気づかされるだろう。

 本展のために制作されたグッズ類や絵本もギャラリーで購入可能だ。

【会期】2月7日（金）〜3月1日（日）
【休廊日】会期中無休
【時間】12:00〜20:00