What's SHODO?

MARUEIDO JAPAN(赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワー1F)

  • 2020/3/12(木)
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What's SHODO?

 日本近代美術を主に扱う老舗画廊「丸栄堂」が手がける、ファインアートギャラリー「MARUEIDO JAPAN」。こちらでは、国内外に向けて現在の日本の表現を発信すべく、定期的な展覧会を開催している。

 本展は、いま再評価が進む前衛書道の世界を、6名の個性的なアーティストの作品で提示するグループ展だ。
 40年以上書家として活動してきた渡部大語(わたなべたいご)は、「ある時、これまでの自身の個展カタログを見返し、その書の進化・変化のなさに愕然としました。そんな安穏とした書家生活と決別すべく「安」の文字を書いて、それをたまたま横にあったベニヤ板でかき消したんです。その制作が転機となり、ここ数年は書いた文字をかき消すというシリーズの墨象を描いています。新しい自分に出会うようで、本当に毎日楽しくて仕方ないです」とこのスタイルに至ったキッカケを語ってくれた。
 他にも、パンクロックや前衛芸術から影響を受け、墨に全身で魂を込めるように描くハシグチリンタロウ、ひたすら「千」という文字だけを書き続ける菅原晋(すがわらすすむ)、独自の解釈で書を美術に翻訳し、今展ではガムテープを使った作品を発表した坂巻裕一(さかまきゆういち)など、文字を技巧的に美しく書くという一般的な「書道」のイメージから解放された、斬新で躍動感あふれる作品が鑑賞できる。

【会期】3月10日(火)〜3月26日(木)
【休廊日】日月祝
【時間】11:00〜18:00

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