シュウゴアーツ(六本木6-5-24 complex665 2F)
シュウゴアーツ第4回目のオンライン企画として、現代アーティスト・小林正人(こばやしまさと)の自伝的小説『この星の絵の具』を取り上げたオンラインショーが公開。
小林は、絵の具をチューブから直接手にとり、カンヴァスの布地を片手で支えながら擦り込むようにして色を載せ、同時に木枠に張りながら絵画を立ち上げていくという独自の手法で、絵画の在り方を探求する作家だ。
上中下巻の3部作からなる『この星の絵の具』の、2020年10月に刊行された2作目では、ベルギーの伝説的キュレーターであるヤン・フートに誘われゲントに降り立った小林が、国際的なアートシーンを駆け回り、その独創的な絵画のスタイルを獲得していく青年期の姿が描かれている。
本展では、小説より小林絵画論の一端を紹介すると共に、当時ゲントで制作されたまま国内ではあまり披露する機会がなかった大作《Unnamed #6》と《Unnamed #10》を特別映像で配信する。作家本人が改めて作品について語るシーンも含まれており、貴重なオンラインショーとなりそうだ。
>>小林正人 オンラインショー「この星の絵の具」
【会期】2月20日(土)公開
【画像】撮影:武藤滋生 copyright the artist、courtesy of ShugoArts
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