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何ものにも縛られない―ギャラリー「ETHER」で、ジェフ・スティーブンスの日本初個展

何ものにも縛られない―ギャラリー「ETHER」で、ジェフ・スティーブンスの日本初個展

Gallery ETHER(西麻布 3-24-19 三王商会西麻布ビル1・B1F)

2021/2/25(木)  昨年6月に西麻布交差点近くに開廊したギャラリー「ETHER(イーサ)」。歩道からも良く見えるガラス張りのギャラリー内には、作品はもちろん、ブックシェルフやソファも配され、街角のカフェのような雰囲気。自身もアーティストであるディレクターのジェレミー氏は、「近所の人たちが気軽に立ち寄って、ソファに腰かけておしゃべりしたり、本を読んだり、展示作品も気負わず鑑賞できるようなフェアプレイスにしたい」と語る。
 ギャラリー名「ETHER」には、“何ものにも縛られない”という意味が込められており、その姿勢はギャラリーの雰囲気づくりはもちろん、紹介するアーティストの人選でも一貫している。性別、出身地、知名度、扱うメディアなどで限定はせず、ハイカルチャーからストリートカルチャーまで全てフラットな目線で、良いアーティストを紹介していきたいという強い信念があるのだそう。

 今回の展示は、アメリカのミクストメディアアーティスト、ジェフ・スティーブンスの日本初個展となる。LAのストリートアート集団KAMPの共同設立者であり、スターウォーズなどの商業デザイナーとしても活躍するジェフは、コラージュ、ステンシル、絵画などの技法を自由に組み合わせ、現代の洗練された広告的イメージを分解し、再構築するような作品を発表している。特に本展では、過去の作品からさらに抽象度が増した新作も多く、あらゆる制約から解放された新しいストーリーで、許容される社会や自己受容を実現しようとしているように感じる。

 写真は、ディレクターのジェレミー氏と、ジェフ・スティーブンスの作品。

【会期】2月12日(金)〜3月12日(金)
【休廊日】日月祝
【時間】12:00〜20:00