3月22日、六本木けやき坂通りの「六本木 蔦屋書店」向かいに、半年間限定で「チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト：アートとサウナ 六本木」がオープンする。

 会場内は、サウナエリア・冷水エリア・アート浴（アート空間で休憩）エリアがひとつながりの空間になっており、“ととのい、アートと一体化し、リコネクトする”というテーマで、これまでにない新しいアート鑑賞を提供。
 本展覧会を手がけるアート集団チームラボは、サウナシュラン2019・2020で2年連続グランプリに輝いた、九州の御船山楽園のサウナでも、アートとサウナの歴史的背景を紐解いた展覧会を開催しており、六本木でもその経験をフルに活かした仕掛けやこだわりが散りばめられている。

 まずは更衣室で水着に着替え（上から館内着を着ても可）、温水シャワーで汗を流す。次に、円形に配置された7つのサウナ室で、それぞれの色や香り、温度や湿度から自分の好みに合わせた部屋で5〜10分汗をかく。そして、冷水シャワーを1〜2分浴びた後、3つのアート浴エリアで、ととのいながらアートを鑑賞する。これを3セットを目安に繰り返すというのが体験の仕方だ。
 サウナと冷水エリアにも、それぞれインタラクティブな作品や水を利用した幻想的な作品があるが、やはり醍醐味は非常に没入感の高いアート浴エリア。サウナと冷水で一気に副交感神経優位になった体で、重力を感じさせない球体が真っ暗な部屋に浮かぶ「空中浮揚」や、生と死を繰り返す花が目の前で増殖する「降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命」、そして降り注ぐ光の結晶の中に実際に入っていける「生命は結晶化した儚い光」を目の前にすると、どこまでも繋がるような一体感と、何とも言えない気持ちよさが全身を包んでいくのが分かる。

 入館料にはタオルや水着なども含まれているので、手ぶらで立ち寄ることができるのも嬉しい。アートとサウナが融合した新しい体験、一度お試しあれ。

【会期】3月22日（月）〜8月31日（火）
【休館日】不定休
【時間】10:00〜23:00（最終入館21:30） ※3月22日〜4月23日の平日は12:00〜23:00（最終入館21:30）
【備考】体験時間は100分／0〜11歳は利用不可、12〜17歳は要保護者同伴