待望の日本初個展! 陶芸、建築、音楽で日本文化と黒人文化の新しいハイブリッドを描く、壮大なインスタレーションを展開
世界が注目するブラック・アーティスト、シアスター・ゲイツ。米国の公民権運動の一翼を担ったスローガン「ブラック・イズ・ビューティフル」と日本の「民藝運動」の哲学を融合した、ゲイツ独自の美学である「アフロ民藝」を軸に、これまでの代表作から本展のための新作まで、一堂に紹介する展覧会。
シアスター・ゲイツ(1973年シカゴ生)は、米国シカゴのサウス・サイド地区を拠点とし、彫刻と陶芸作品を中心に、建築、音楽、パフォーマンス、ファッション、デザインなど、メディアやジャンルを横断する活動で国際的に高く評価されている。彫刻と都市計画の教育を受けたゲイツは 2004年、愛知県常滑市で陶芸を学ぶために初来日し、以来20年以上にわたり、陶芸をはじめとする日本文化の影響を受けてきた。日本やアジア太平洋地域での印象深い出会いや発見、そしてアフリカ系アメリカ人として生きてきた経験が、彼の創作の礎となっている。
本展では、黒人が多数を占めるシカゴのサウス・サイド地区の廃墟となった40軒以上の建物を、誰もがアートや文化活動に参加できる空間に作り変えてきた、ゲイツの代表的な建築プロジェクト「リビルド・ファウンデーション」(2009年-)を資料で紹介。
また、常滑で制作された陶器から、シカゴのファンク・ミュージックやラウンジにインスパイアされた彫刻作品、教会オルガンを使ったサウンド・インスタレーションから日本の香、酒、茶道をモチーフにした新作まで、黒人文化と日本文化の歴史的な資料やオブジェを組み合わせ、ハイブリッドに融合させた作品を展示する。
さらに、展示室の一室に高さ4メートルの本棚で囲まれた《ブラック・ライブラリー》も登場。黒人史やブラック・カルチャー、ブラック・アートに関する数千冊もの書籍を自由に閲覧することができるほか、会期中には、聴覚や嗅覚に訴えかけるパフォーマンスなど、ゲイツの幅広い活動を紹介するさまざまなイベントが予定されている。
黒人の歴史は、日本人の一般的な知識としては馴染みが薄いかもしれないが、本展はゲイツの多角的な実践を通し、世界で注目を集め続けるブラック・アートの魅力に迫る。同時に、手仕事への称賛、人種と政治への問い、文化の新たな融合などを謳う現代アートの重要性を実感する機会となるだろう。
なお、会期中は森美術館開館以来初の試みとして、会期中の子供料金(中学生以下)を無料とするほか、音声ガイドも無料で提供される。
本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2024年5月22日(水)
展覧会名 | シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 |
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会期 | 2024年4月24日(水)〜9月1日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜22:00(火曜日は17:00まで) ※ただし4月30日、8月13日は22:00まで ※入館は各閉館時間の30分前まで |
会場 | 森美術館 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 >> 森美術館の紹介記事はこちら |
入館料 | 【専用オンラインサイト】 平日:一般 1,800円、高大生 1,300円、65歳以上 1,500円 土・日・休日:一般 2,000円、高大生 1,400円、65歳以上 1,700円 【当日】 平日:一般 2,000円、高大生 1,400円、65歳以上 1,700円 土・日・休日:一般 2,200円、高大生 1,500円、65歳以上 1,900円 ※中学生以下無料 ※詳細は公式サイトをご確認ください |
公式サイト | www.mori.art.museum |
問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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