描かれたチャイナドレス ─ 藤島武二から梅原龍三郎まで

近代の日本人洋画家が魅せられたチャイナドレス

藤島武二 ≪女の横顔≫ 1926-27年 油彩・板 ポーラ美術館蔵

大正時代に興った中国ブームの際に描かれた中国服の女性にテーマを絞り、近代日本の洋画を展観する企画展です。

近代日本洋画を牽引してきた藤島武二は、1915(大正4)年に喫煙草を前にして座るチャイナドレスの女性像《匂い》を発表しました。これをきっかけに、チャイナドレスを着た女性を題材に描く画家が増え、児島虎二郎や三岸好太郎、藤田嗣治、梅原龍三郎らは実際に中国に渡航して市井の人々を切り取った作品を生み出しました。一方で、藤島武二、岸田劉生、安井曾太郎らは、国内で日本女性に中国服を着せて作画。西欧の油彩技法を用いたり、ルネサンス時代の横顔の肖像画と同じスタイルで描くなど、チャイナドレスを着た女性の美しさを多様な角度で表現しようとしました。

会場では、袖なし、半袖、裾広がりなど、様々なチャイナドレスを着た女性の作品約30点が紹介されます。また、清朝時代のチャイナドレス6点も特別に展示。当時の服を直に見ることで、作品の魅力が一層際立つかもしれません。

藤島武二 ≪匂い≫ 1915年 油彩・カンヴァス 東京国立近代美術館蔵
清朝期の伝統旗袍:謝黎コレクション
安井曾太郎 ≪金蓉≫ 1934年 油彩・カンヴァス 東京国立近代美術館蔵 ※展示期間6/10〜7/21
久米民十郎 ≪支那の踊り≫ 1920年 油彩・カンヴァス 個人蔵
開催概要
会期 2014年4月26日(土) 〜 7月21日(月・祝)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、4月28日、7月7日、14日は開館
時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 ブリヂストン美術館
中央区京橋1-10-1 
入館料 一般 800円、シニア 600円、高大生 500円
公式サイト https://www.artizon.museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2014年3月更新