ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界

自由奔放な子どもの目線や感覚をクローズアップ 社会との関わり方や自由な創造性などを、子どものいる作品で表現

  • 2014/05/09
  • イベント
  • アート

異文化間、想像と現実の間など、自由にその境界を越える子どもたちに着目。環境に翻弄されながらも社会との関わり方や、常識や伝統に縛られない創造性を発揮する子どもの潜在能力を大人がとらえ直すことで、より多様な世界を探る企画展です。

アメリカの写真家、ジェイコブ・A・リースは19世紀後半にニューヨークの貧しい移民を取材し、英語が不自由な両親の代わりに様々な用務を行う移民の子どもたちを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼びました。

本展では、第二次世界大戦中の日系人収容所、混血孤児の養育施設など19世紀末から20世紀にかけての歴史写真を展示。一方、写真家のリネカ・ダイクストラ、映像作家のフィオナ・タン、社会派アーティストのウォン・ホイチョン、奈良美智の初公開作品、照屋勇賢や山本高之の新作など、世界的に活躍する現代アーティストの作品が数多くそろうのもポイントです。子ども向けの関連プログラムも多く企画され、親子で楽しめる内容となっています。

  1. リネカ・ダイクストラ 《女の人が泣いています(泣く女)》 2009年 ビデオ・インスタレーション 12分(ループ) Courtesy: Marian Goodman Gallery, Paris / New York
    リネカ・ダイクストラ 《女の人が泣いています(泣く女)》
    2009年
    ビデオ・インスタレーション 12分(ループ)
    Courtesy: Marian Goodman Gallery, Paris / New York
  2. ウォン・ソンウォン 《寝坊して》(「7歳の私」シリーズより) 2010年 タイプCプリント 86×120cm
    ウォン・ソンウォン 《寝坊して》(「7歳の私」シリーズより)
    2010年
    タイプCプリント 86×120cm
  3. 菊地智子 《迷境》 2012年 ビデオ 7分
    菊地智子 《迷境》
    2012年
    ビデオ
  4. ALT
    スヘール・ナッファール&ジャクリーン・リーム・サッローム
    《さあ、月へ》
    2011年
    実写/アニメーション 7分

開催概要

展覧会名 ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界
会期 2014年5月31日(土)〜8月31日(日)
時間 10:00〜22:00(火曜のみ17:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 森美術館
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,500円、学生(高校生・大学生) 1,000円、子供(4歳〜中学生) 500円
公式サイト www.mori.art.museum
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

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