デッサンの代わりにポラロイドで撮影 独特な空間創造を覗き見る
絵画を独学で学びながら、少女をモデルにした独自のスタイルを築きあげた画家バルテュス。手が不自由になった最晩年、デッサン代わりに撮影した写真を紹介する写真展です。
1908年、ポーランド貴族の血を引く美術史家の父、画家の母との間に誕生。パリでの生活では、画家や詩人が出入りし、幼いころから芸術に囲まれて育ちました。11歳の時、絵本を描いたのをきっかけに画家への道を歩み始めます。しかし、美術学校には行かずにフランス古典主義のニコラ・プッサン、写実主義のギュスターヴ・クールベなどの絵から基礎を学びとり、独自の具象世界を確立していきました。
扇情的なポーズの少女をモチーフにした作品は物議を醸したものの、静謐とした絵の存在感は多くの人を引きつけました。その世界観が写真にも表れています。本展では、遺作を描くために撮影したものを含むポラロイド写真を日本で初めて紹介します。
展覧会名 | バルテュス最後の写真 ―密室の対話 |
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会期 | 2014年6月7日(土) 〜 9月7日(日) |
休館日 | 6月13日(金)のみ |
時間 | 10:00〜18:00(金曜日のみ20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 三菱一号館美術館 歴史資料室 千代田区丸の内2-6-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 500円 |
公式サイト | https://mimt.jp |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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