日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展

バロック絵画の創始者と言われる大画家 革新的な画風を探れる傑作10点が集結

カラヴァッジョ 《トカゲに噛まれる少年》 1596-97年頃、フィレンツェ、ロベルト・ロンギ美術史財団 Firenze, Fondazione di Studi di Storia dell'Arte Roberto Longhi

独創的な画風で、ルネサンスの後に起こった芸術運動「バロック絵画」が生まれる原動力となったイタリアの画家ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。ルーベンス、ラ・トゥール、レンブラントなど、17世紀の代表的な画家たちに大きな影響を与えたその作品と、彼の画法を継承したカラヴァジェスキと呼ばれる画家たちの作品を合わせた50数点を展観する日伊国交樹立150周年を記念した企画展です。

西洋美術史の変革者に数えられるカラヴァッジョは、モデルを写実的に描くリアリズム、素描せずに直接カンヴァスに描く手法、モチーフの半分を影に隠す明暗法など、ルネサンスから続く美術規範を砕いて新たな様式を確立。直接の弟子はいなかったものの、熱狂的な継承者(カラヴァジェスキ)が多く生まれ、1610〜20年代のローマでは若手画家によるカラヴァジズムと呼ばれる芸術運動も起こりました。

本展では、風俗、五感、静物、肖像、光り、斬首、聖人などのキーワードごとに章立てで展開して革新性を検証するほか、当時の裁判記録など史料も展示。激しい気性から殺人を犯し、逃亡を余儀なくされた波乱万丈の人物像にも迫ります。38歳で没したため、現存する真筆は60点強といわれるなか、日本で過去最多の出品を誇る本格的な展覧会です。


カラヴァッジョ 《ナルキッソス》 1599年頃、ローマ、バルベリーニ宮国立古典美術館 per concessione del Ministero dei Beni e delle Attività Culturali e del Turismo
カラヴァッジョ 《女占い師》 1597年頃、ローマ、カピトリーノ絵画館 ©Archivio Fotografico dei Musei Capitolini
ヘリット・ファン・ホントホルスト 《キリストの降誕》 1620年頃、フィレンツェ、ウフィッツィ美術館 Gabinetto Fotografico del Polo Museale Regionale della Toscana
開催概要
展覧会名 日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展
会期 2016年3月1日(火) 〜 6月12日(日)
休館日 月曜日(ただし3月21日、3月28日、5月2日は開館、3月22日(火)は休館)
時間 9:30〜17:30(金曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 国立西洋美術館
台東区上野公園7-7 
入館料 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
公式サイト https://www.nmwa.go.jp/
問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年2月更新