フランス伝統の布地、田園風景や花を散りばめた西洋更紗の魅力
18世紀にプリント技師、クリストフ・オーベルカンプが生み出した西洋更紗「トワル・ド・ジュイ」。オーベルカンプ没後200年を記念し、トワル・ド・ジュイ美術館の全面協力のもと、フランスで今も愛される代表的な布地の起源やモティーフなどを辿る企画展です。
17世紀後半以降にもたらされたインド更紗は一大ブームとなります。オーベルカンプは、1760年にヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジョザスに捺染工場を設立。バラ、ライラック、忘れな草などの花文様を描いた西洋更紗を木版プリントで製作しました。
1770年からは、人物を配した風景を単一の色調で染め上げる銅版プリントに移行。動物画家ジャン=バティスト・ユエを筆頭デザイナーに採用して作り上げたテキスタイルは、1783年にルイ16世によって “王立”の称号を与えられるほど、評判を博したのです。
本展では、木版プリントで製造した西洋式の花模様、人気を博した田園風景模様の西洋更紗を紹介。工場を描いた絵画、西洋更紗が生まれるきっかけとなったインド更紗、田園風景のモティーフの源泉となった中世のタペストリーなども一緒に展示されます。
展覧会名 | 西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 |
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会期 | 2016年6月14日(火) 〜 7月31日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜19:00(金・土は21:00まで) ※入館は各閉館時間の30分前まで |
会場 | Bunkamuraザ・ミュージアム 渋谷区道玄坂2-24-1 |
入館料 | 一般 1,400円、高大生 1,000円、小中生 700円 |
公式サイト | https://www.bunkamura.co.jp/museum/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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