N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅

南インド発の現代アートが魅せる多様な「旅」

南インドの伝統文化や自然環境と向き合いながら作品を手掛けるインド人アーティスト、N・S・ハルシャ。新作を含む主要作品約70点を展観しながら、20年あまりにわたる活動を振り返る大規模個展です。

1969年、インド南部、カルナータカ州マイスールに生まれたハルシャは、1995年、ヴァドーダラーのマハーラージャ・サヤラジオ大学絵画修士課程を修了。故郷を拠点に活動しながら、ブラジル、オーストラリア、インド、ロシア、日本など、世界各地の国際展に参加し、高く評価されています。

本展では、故郷マイスールを拠点に描かれた初期の代表作「チャーミングな国家」シリーズ、モチーフを反復して描くきっかけとなった《私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る》(1999−2001年)、約2000のキャラクターが描かれた《ここに演説をしに来て》(2008年)、観客が作品空間に溶け込んで一部になったような体験ができるインスタレーション《空を見つめる人びと》(2010年)などを展示します。人物の表情やスタイルなど、1つひとつ異なり、違いを楽しみながらじっくり鑑賞できます。また、作品の文化的背景を理解するためのガイドとして、インド漫画やマイスールの伝統絵画などの関連資料、写真、地図などを紹介する資料展示室も登場。思想や文化を把握した上で見ることで、より深く作品を展観できるのが特徴です。

N・S・ハルシャ 《私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る》(部分) 1999-2001年 合成樹脂絵具、キャンバス 172.1 x 289.3 cm、169.7 x 288.5 cm、172.2 x 289.2 cm 所蔵:クイーンズランド州立美術館、ブリスベン
N・S・ハルシャ 《ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ》 2013 年 アクリル、キャンバス、ターポリン 365.8 x 2,407.9 cm 展示風景:第5回モスクワ現代美術ビエンナーレ、2013年
N・S・ハルシャ 《空を見つめる人びと》 2010年 アクリル、合板 展示風景:リバプール・ビエンナーレ、2010年
開催概要
展覧会名 N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅
会期 2017年2月4日(土) 〜 6月11日(日)
休館日 会期中無休
時間 10:00〜22:00(火曜日は17:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 森美術館
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 
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入館料 一般 1,800円、高大学生 1,200円、4歳〜中学生 600円、65歳以上 1,500円
公式サイト http://www.mori.art.museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2017年1月更新