蜷川実花 うつくしい日々

命のつながりを写真で表現。家族の死に向き合う日々の中で撮影

写真家として毎年写真集を発表し、2007年に公開された『さくらん』以降は映画監督としても活動する蜷川実花。父の死に向き合う日々を撮った約60点の写真を展観し、命のつながりを感じる企画展を原美術館で開催します。

2015年に同館で開催された個展「Self-image」展。その後1年間に写された父・蜷川幸雄と、娘・蜷川実花の“うつくしい日々”は、本人が「どうしてこんな写真が撮れたのかわからない」というほど、これまでの作品とは一線を画しています。生死と向き合って撮影した作品の公開は、人の一生と関わりの深い個人宅であった同館が相応しいとの考えから企画展の開催が決定。10日間と短いながらも、撮影された時期と同じ季節での紹介となりました。

撮影は、2016年の春。家族という本当に大切な人や、自身の死と向き合うときの研ぎ澄まされた感受性で、この世界の輝く生を切り取っています。“逝く人の目で撮った写真”と本人が表現する作品群は、死出の旅へ赴こうとする父の視線と、受け止める娘の視線が重なり、代を重ねていく様子が感じ取れる奥深さがポイント。体のどこかに常に不安と悲しみを宿しながらも、かけがえのないこの世の美しさを表現した写真が、見る人に深いインパクトを投げかけます。

© mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
© mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
© mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
© mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

※画像はすべて © mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

開催概要
展覧会名 蜷川実花 うつくしい日々
会期 2017年5月10日(水) 〜 5月19日(金)
休館日 会期中無休
時間 11:00〜17:00(水曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 原美術館
品川区北品川4-7-25 
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,100円、高大生 700円、小中生 500円
公式サイト http://www.haramuseum.or.jp
問合せ 03-3445-0651
2017年4月更新