親と子のギャラリー びょうぶとあそぶ 高精細複製によるあたらしい日本美術体験

屏風絵の世界観を複製画と映像で体感

質、量とも国内最大級の規模を誇る東京国立博物館。同館が所蔵する屏風と、アメリカのフリーア美術館所蔵の屏風の複製を映像のインスタレーションを交えて展開。その世界観を体感できる夏休み向けの企画です。

装飾用や間仕切りとして実用的に用いられてきた屏風。現代では、芸術作品としてケース越しに見るものが多く、遠い存在となっています。今回、キャノン(株)と京都文化協会による綴プロジェクトの一環として、長谷川等伯「松林図屏風」と、尾形光琳「群鶴図屏風」を高精細画像で複製。ケース無しでの展示が実現しました。
 豊臣秀吉が天下を統一した安土桃山時代に描かれた「松林図屏風」は日本の水墨画の最高傑作と言われ、墨一色の線と濃淡の加減だけで描かれています。「群鶴図屏風」は、江戸時代に描かれた鶴の群れで、見る場所を移すと金の照り返しが変わって、鶴が動いているように見えます。

特別4室で「群鶴図」、特別5室で「松林図」を展開。特別4室では、部屋に入ると大きなスクリーンで鶴が羽ばたき、最後は屏風の中へと入っていく、鑑賞者の動きに合わせて鶴が動くインタラクティブな演出がなされます。特別5室では、高さ約5m、直径約15mの半円形の大型スクリーンで流れる映像の前に、畳が広がり、松林図屏風の複製画が立てられます。畳に座って見る、屏風本来の鑑賞スタイルで霞の間から見え隠れする様子や木立を渡る風などを実感できます。

展示会場のイメージ(特別5室)
「松林図屏風」(右隻)(綴プロジェクトによる高精細複製品) 原本:長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 国宝 原本・複製品:東京国立博物館蔵
展示会場のイメージ(特別4室)
触って遊べるハンズオンコーナー

開催概要
展覧会名 親と子のギャラリー
びょうぶとあそぶ 高精細複製によるあたらしい日本美術体験
会期 2017年7月4日(火) 〜 9月3日(日)
休館日 月曜日(ただし7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火)
時間 9:30〜17:00(金曜・土曜は21:00まで、日曜・祝日は18:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京国立博物館 本館特別4室・特別5室
台東区上野公園13-9 
>> 会場の紹介記事はこちら
観覧料 一般620円、大学生410円
公式サイト https://www.tnm.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2017年6月更新