こども×おとな工芸館 調度❤ハッピーのかたち

調度としての工芸品”が担う、生活の彩りとその効果

  • 2017/06/23
  • イベント
  • アート

生活で使う道具、家具、装飾品といった「調度」。部屋にあると華やかな雰囲気になるものや、使う人をワクワクした気分にさせる身近な調度としての工芸に注目し、生活を彩る要素や機能を掘り下げ、ハッピーの原動力を探ります。工芸館開館40周年を記念する所蔵作品展です。

季節ごとの模様替えなど、調度を変えると、幸せな気分になります。物には、形や色といった外見的なイメージだけでなく、その内面に使う人をハッピーにさせるイメージが広がっているからでしょう。その調度を使うことは、制作者と使用者が物を通してイメージを交換させ、知恵と勇気と愛情が伝わることにほかなりません。

本展では、1人で寛ぐ時間にほしい手回りの品、家族やお客様と過ごす部屋に置きたいおもてなしの心を伝える作品、空間の仕切や聖俗を切り分ける象徴となった布作品、季節感のある器、かわいい人形など、生活をハッピーに彩る約100点の工芸作品が並びます。調度が部屋全体のイメージを変化させる機能に焦点を当てた、読書をめぐる和洋の調度、アートと生活が有機的に結びついた和室での展示や、造形作家 川ア広平によるアクリル素材の構造体に特殊オイルを注入し、LEDなどの光源を組み込んだ作品などの特別展示もあります。

  1. 高橋禎彦《花のような》2004年 東京国立近代美術館蔵
    高橋禎彦《花のような》2004年
    東京国立近代美術館蔵
  2. 川口淳《Box-Pandora》 1994年 東京国立近代美術館蔵
    川口淳《Box-Pandora》 1994年
    東京国立近代美術館蔵
  3. 須藤玲子《羽オーガンジー》 1994年 東京国立近代美術館蔵
    須藤玲子
    《羽オーガンジー》
    1994年
    東京国立近代美術館蔵
  4. 川ア広平《無題》2016年 個人蔵
    川ア広平《無題》2016年
    個人蔵

開催概要

展覧会名 所蔵作品展 こども×おとな工芸館 調度❤ハッピーのかたち
会期 2017年7月4日(火) 〜 9月3日(日)
休館日 月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
時間 10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
会場 東京国立近代美術館工芸館
千代田区北の丸公園1-1
入館料 一般 250円、大学生 130円
無料観覧日:8月6日(日)、9月3日(日)
公式サイト https://www.momat.go.jp/craft-museum/
問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

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