日本民藝館改修記念 名品展I ―朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に

日本民藝館が改修を終え再開館
作品の美しさが際立つ新しい展示室に名品が集う

  • 2021/03/26
  • イベント
  • アート

日本民藝館が、大展示室を中心とした改修工事を終えて4月に再開館する。展示品がより美しく見えるよう、葛布や大谷石といった自然素材が使われており、これは創設者・柳宗悦が設計した旧大広間(現豊田市民芸館)を踏襲したものでもある。

この事業を記念した1回目の改修記念名品展では、柳の代表的な著作の名称である、「木喰上人の彫刻」「朝鮮とその藝術」「陶磁器の美」「初期大津絵」「琉球の富」「物と美」「茶と美」「美の法門」をテーマとして、日本民藝館が誇る古作の逸品を一挙に公開。展示は、「日本民藝館誕生」「柳宗悦 信と美を求めて」「日本民藝館のコレクション」の3章で構成される。
 また、日本民藝館や柳宗悦の業績を広く紹介する映像作品「日本民藝館物語」も初めて上映される。

作品の美しさが際立つ新しい展示室で、朝鮮陶磁、木喰仏、沖縄染織などの名品をじっくり鑑賞したい。

  1. 「木喰上人の彫刻」地蔵菩薩像 木喰明満 江戸時代 1801年
    「木喰上人の彫刻」
    地蔵菩薩像 木喰明満
    江戸時代 1801年
  2. 「物と美」色替唐草文六角三段重 江戸時代 18世紀 高21.7p
    「物と美」色替唐草文六角三段重
    江戸時代 18世紀 高21.7p
  3. 「美の法門」色紙和讃(部分) 室町時代 1553年
    「美の法門」
    色紙和讃(部分)
    室町時代 1553年
  4. 「茶と美」大井戸茶碗 銘・山伏 朝鮮時代 16世紀 径16.1p
    「茶と美」大井戸茶碗 銘・山伏
    朝鮮時代 16世紀 径16.1p
  5. 「陶磁器の美」染付山水文鉢 伊万里 江戸時代 1630−40年代 径47.7p
    「陶磁器の美」染付山水文鉢 伊万里
    江戸時代 1630−40年代 径47.7p
  6. 「朝鮮とその藝術」蓮華図 朝鮮時代 19世紀後半
    「朝鮮とその藝術」蓮華図
    朝鮮時代
    19世紀後半

開催概要

展覧会名 日本民藝館改修記念 名品展I ―朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に
会期 2021年4月4日(日)〜6月27日(日)
休館日 月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日(木)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 日本民藝館
目黒区駒場4-3-33
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,200円、高大生 700円、小中生 200円
公式サイト https://mingeikan.or.jp/
問合せ 03-3467-4527

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。