大林コレクション展「安藤忠雄 描く」「都市と私のあいだ」「Self-History」

大林財団理事長・大林剛郎氏の圧巻のコレクションに、3つのテーマで迫る

寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM」にて、公益財団法人大林財団理事長で、国際芸術祭「あいち2022」の組織委員会会長も務める大林剛郎氏が、長い年月をかけて築いた圧巻のコレクションに焦点を当てる展覧会が開催。

本展では、「安藤忠雄 描く」、「都市と私のあいだ」、「Self-History」という3つのテーマに沿って、同コレクションの変遷に迫るとともに、収集作品群への多角的なアプロ―チを試みる。
 大林氏のコレクションの出発点でもある、建築家・安藤忠雄の平面作品に着目した「安藤忠雄 描く」では、長さ10mにおよぶドローイングを中心に、初期建築作品のスケッチ、未完のプロジェクトのシルクスクリーンを含む平面作品15点を展示。和紙に描かれた細いペンと色鉛筆の繊細で柔らかな筆致からは、安藤が真摯に都市と建築に向き合う姿が垣間見え、ダイナミックなドローイングの筆跡からは、力強く未来に向かって挑む姿が連想される。
 続いて、「都市と私のあいだ」では、都市と、アーティストや私たちの「あいだ」に存在する、都市を形成するさまざまな要素を被写体とし、畠山直哉、トーマス・デマンドら9名のアーティストがそれぞれの視点で都市を捉えた写真作品を中心に15作品を展示。鑑賞者が新たな眼差しで都市を捉えられる機会を創出する。
 最後に、「Self-History」では、大林氏がこれまでに収集した現代美術作品を中心に、コレクションの集大成とも言える約40作家の作品を展示。自身のコレクションをひとつの美意識や規範に沿って集められたものというよりは、絶えず変化していく動的なものとして捉えているという大林氏にとって、この40点の作品は、現代美術の表現形態の多様な広がりを示すと同時に、自身のコレクターとしての変遷の記録でもあるのだとか。

コレクターの生き様や哲学、そして収集にいたった背景から作品・作家との関係性にまで迫る、「WHAT MUSEUM」ならではのコレクション展に期待したい。

大林コレクション展「安藤忠雄 描く」展示風景 Photo by Keizo KIOKU
大林コレクション展「都市と私のあいだ」展示風景 Photo by Keizo KIOKU
大林コレクション展「Self-History」展示風景 Photo by Keizo KIOKU
開催概要
展覧会名 大林コレクション展
「安藤忠雄 描く」「都市と私のあいだ」「Self-History」
会期 2021年9月25日(土)〜2022年2月13日(日)
休館日 月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日休館)、年末年始休館予定
時間 11:00〜18:00
※入館は閉館時間の1時間前まで
会場 WHAT MUSEUM 1階 Space1・2、2階
品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 G号
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,200円、大学・専門学生 700円、中高生 500円、小学生以下無料
※日時指定制
※詳細はこちらをご確認ください
公式サイト https://what.warehouseofart.org
問合せ info.what@terrada.co.jp
2021年10月19日更新