特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」

原石からジュエリーまで…宝石の全てがわかる展覧会

  • 2022/02/22
  • イベント
  • アート

宝石の歴史は古く、古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして世界中で用いられており、現在では、宝飾品としても広く親しまれている。
 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」では、各地の博物館や、比類なきアルビオン アート・コレクション、ヴァン クリーフ&アーペル、ギメルなどの作品から、多種多様な宝石と、それらを使用した豪華絢爛なジュエリーを一堂に集め、 科学的、文化的な切り口から紹介する。

展示では、宝石のラフ(原石)とルース(磨いた石)を一挙紹介。ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイア、トパーズ、スピネルなどのメジャーな宝石から、フォスフォフィライト、スフェーンなどのレアストーン、真珠、琥珀、アンモライト(虹色に輝くアンモナイト)などの生物由来の宝石まで、さまざまな宝石約200種を紹介する。ラフとルース、どちらが自身の好みにあうか、見比べてみるのも面白い。
 また、宝石は地球のどこで、どのようにできたのかや、宝石の耐久性、その輝きの秘密など、宝石の素となる鉱物の生い立ちを、大型の原石を用いて科学的に紹介する。
 さらに、地球の奇跡がうみだした貴石が、人の手を経てジュエリーになるまでの軌跡にも迫る。宝石のカット技術の歴史や、ヴァン クリーフ&アーペルやギメルといった国内外の現在の人気ジュエリーブランドによる技術の粋を、その完成品で堪能できるほか、日本ジュエリー協会が選んだ新進気鋭のデザイナーによる、意欲的なジュエリーも展示される。特に、アルビオン アートの比類なきジュエリーコレクションから選りすぐりの作品を紹介する特別展示コーナーは必見。古代のメソポタミアやエジプトで作られた作品から20世紀の最先端のジュエリーまで、人類がその歴史のなかで生み出した美の歴史を、宝石を使った芸術の粋の数々で堪能できる。

原石からジェリーまで、宝石の全てを科学的、文化的に紐解く貴重な展覧会となる。

  1. サファイア(ラフ) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  2. サファイア(ルース) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  3. トパーズ(ラフ) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  4. トパーズ(ルース) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  5. ロシア大帝エカテリーナ2世のエメラルド(18世紀中期)-ランデル、ブリッジ・アンド・ランデルによるセッティング(1830年頃)-個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
  6. アール・ヌーヴォー フーケ ミュシャ作 コルサージュ・オーナメント<br>個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
  7. ブシュロン作 アール・ヌーヴォー プリカジュール・エナメル インセクト・ブローチ 個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
  1. サファイア(ラフ) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  2. サファイア(ルース) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  3. トパーズ(ラフ) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  4. トパーズ(ルース) 日本彩珠宝石研究所所蔵
  5. ロシア大帝エカテリーナ2世のエメラルド(18世紀中期)
    -ランデル、ブリッジ・アンド・ランデルによるセッティング(1830年頃)-
    個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
  6. アール・ヌーヴォー フーケ ミュシャ作 コルサージュ・オーナメント
    個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート
  7. ブシュロン作 アール・ヌーヴォー プリカジュール・エナメル インセクト・ブローチ
    個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート

開催概要

展覧会名 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
会期 2022年2月19日(土)〜6月19日(日)
休館日 月曜日(ただし祝日の場合は翌平日休館、3月28日、5月2日、6月13日は開館)
時間 9:00〜17:00
※入場は閉館時刻の30分前まで
会場 国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室
台東区上野公園7-20
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入場料 一般・大学生 2,000円、小中高生 600円、未就学児・障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※日時指定予約が必要
※詳細はこちらをご確認ください
公式サイト https://hoseki-ten.jp
問合せ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)

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