カナダ人アーティスト、デイビッド・トラウトリマスによる立体作品と写真の展覧会。使用されなくなった建築物の行く末を2つのシリーズで考察する。「One Empire Wide （「帝国広く」）」では、役目を終えた政府の組織や捨てられた企業のブランドなどを模型として再解釈し、過去のカナダのデザイン的な象徴をよみがえらせる。「Dispersals （「散失」）」は東日本大震災で津波の被害に見舞われた石巻と、北米工業都市のゴーストタウンの共通性を表した写真作品。傷んだ建造物の写真を、デジタル加工やアクリル鏡への印刷という手法を使い、抽象的に表現している。会期は5月5日（火）まで。開催時間は平日：10：00〜17：30（水曜日のみ20：00まで）※土、日、5月4日（月）は休館。