ペロタン東京(六本木6-6-9 ピラミデ1F)
アメリカ人アーティスト、ダニエル・アーシャムの東京初の個展が、ペロタン東京と渋谷のNANZUKAでスタート。
現代におけるあらゆる文化的オブジェを、滅びゆく“遺産” 化させてきたアーシャム。それを「フィクションとしての考古学」と呼び、火山灰、黒曜石、炭粉、紅水晶など天然の物質からオブジェを制作する、ユニークな鋳造技術を用いた彫刻スタイルを確立してきた。
今展でお披露目された新作は、壁にかかるリュックサックの鋳造作品(作家が実際に愛用していたもの)についたワッペンがアイディアの出発点となり、見覚えのあるキャラクターが巨大なパッチのように壁に分散し、典型的なポップカルチャーの“遺産”として佇んでいる。
さらに、ギャラリーの内壁を床から天井まで“浸食壁紙”で覆うことで、建物を含めた空間が一体となった雰囲気を創り出している。
会期は6月30日(土)まで。日月祝休。時間は11:00〜19:00。
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