21_21 DESIGN SIGHT(赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
現在21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」に連動したスペシャルライブが、9月25日に開催された。
本展は、ディレクターの中村勇吾が作詞、ミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が作曲を手がけた新曲「AUDIO ARCHITECTURE」を、気鋭の参加作家8組がそれぞれの視点で解釈し、映像作品を制作するという“音”に着目した企画展だが、このライブではその作品にあわせて生演奏を8回行うという、一風変わった試みがなされた。
壁と床に作品が投影されるダイナミックな空間に立ったのは、小山田圭吾(ボーカル・ギター)、堀江博久(ローズピアノ・コーラス)、大野由美子(ミニモーグ・コーラス)、あらきゆうこ(ドラム)。純粋にこのメンバーの演奏を近くで聞ける興奮で、最初は生演奏の音の反響や空気の振動に集中し、それに呼応する映像の一部にハッとなったりしたが、不思議なもので何回も演奏を重ねるうちに、音が映像のピクセルに寄り添い、次第に調和して一つの塊になっていくような感覚を覚えた。
スペシャルライブは一日限りだったが、実際の展示は10月14日まで開催中なのでお見逃しなく。
【AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展】10月14日(日)まで、火曜休、10:00〜19:00。
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