クリエイターや俳優に多くのファンを持つ鬼才漫画家・つげ義春。その全集刊行を記念して始動した「つげプロジェクト」の一環として、東京カルチャーリサーチにて企画展がスタートした。

 六本木ヒルズ52Fの会場では、伝説的な代表作「ねじ式」の原画のほか、2週間前に撮影したばかりだという作家の近影や、映像作家・森翔太による「ねじ式」へのオマージュ動画作品などを展示。どれも写真撮影OKで、ガラス面にはフォトスポットも設けられている。4月以降に開催のVOL.2、3では、別の代表作の原画が展示される予定だ。
 また、期間中には、根っからの“つげファン”を公言するクリエイターらを招いたトークイベントの開催（定員に達したため締切）や、場所も非公開のシークレットバー「ねじ式バー」がオープン（詳細は申込者にのみお知らせ）。こちらのバーでは、つげの作品が無料で読めるほか、1日マスターとしてスペシャルゲストも登場する予定だ。

 夢、貧困、エロス、リアリズム…孤高の漫画家の前衛的で不条理な作品世界に、少しだけ触れてみては。

【会期】10月30日（水）〜12月1日（日）
【時間】10:00〜22:00（最終入場21:30）※不定休