コロナ禍に外交官が見つめる 動き始めた日常と人との繋がり 「にっぽん-大使たちの視線2022」写真展

六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース

  • 2022/10/7(金)
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コロナ禍に外交官が見つめる 動き始めた日常と人との繋がり 「にっぽん-大使たちの視線2022」写真展

 日本に駐在する33カ国の駐日外交官がコロナ禍の中でとらえた現在のニッポンを紹介する写真展が開催。本展実行委員会名誉総裁でもある高円宮妃久子殿下が特別出品されている。

 駐日ルクセンブルク大使の発案により1998年10月に初めて開催され、今年2022年で25回目を迎える本展は、在日の各国外交官がとらえた日本の姿を、写真芸術を通じて表現するというユニークな試み。
 今年は、過去2年間のパンデミックによる停滞から抜け出したいとの願いから「on the move」をテーマにした、33の国と地域51名の大使たちの力作が並ぶ。
 「高円宮殿下メモリアル賞」にイタリア大使館 アレッサンドラ・F・ロッシ氏の「桜の足跡」、「グランプリ」にボリビア多民族国大使館 ナターリア・フェルナンダ・サラサール・バルデラマ氏「沖縄女性のパワー」がそれぞれ選ばれた。

 在任中に、駐在国の各地を訪れ人々の生活に触れ、問題を共有し、経験を積む外交官は、職業上駐在国の鋭敏な観察者といえる。その経験が、各外交官の母国への関心事として写真に投影されるのが本写真展の特徴でもあるが、コロナ禍という特殊な状況に向き合う中で、それぞれの外交官の視点はニッポンをどのようにとらえたのだろうか。

 普段なかなか触れることのない外交官たちのユニークな視点を共に味わえるとともに、私たちが自国の社会や文化を見つめなおす貴重な機会。カフェを利用しなくても鑑賞できるので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい。会期は10月10日(月・祝)まで。開催時間は11:00〜23:00。

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