フジフイルム スクエアでは1月4日（水）より、富士フイルム株式会社と隔月刊『風景写真』（株式会社 風景写真出版発行）の共催による写真展『風景写真祭2023』が開催中。

 同館のスペース1〜3、ミニギャラリーをすべて使用した広いスペースに、｢第18回美しい風景写真100人展｣と「風景写真Xtension展」の2つの写真展より合計170点の作品が展示されている。
 日本ならではの四季折々の風景が見せる、うつろう一瞬の美しさを一枚に凝縮した力作がプロ、アマの区別なく並ぶ。
 鮮やかな色合いに目を奪われるが、水面に立ち込める霧、小さな花や葉にそそぐやわらかな光や影など、繊細な表情にしだいに惹き込まれていく。
 特にコロナ禍にあって気付く身近な自然の美しさを捉えた内容が印象的だ。近年の環境破壊や自然災害の影響が懸念される中でも美しく強くある日本の風景は、新年に一筋の希望を与えてくれるようだ。

 作品そのものの美しさはさることながら、デジカメで捉えた作品、フィルムで写し取った作品、そして、学生の部の作品など、様々な捉え方による「日本の風景」が楽しめるのも魅力の一つだ。ぜひ、会場で新鮮な空気感を味わってほしい。

【会期】1月4日（水）〜1月19日（木）※会期中無休、入館無料
【時間】10:00〜19:00（最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで）