六本木ヒルズの屋上庭園で新年恒例のもちつきイベントが開催され、事前抽選で当選した六本木ヒルズ居住者やオフィスワーカーなど約140名（大人約90名・子ども約50名）が参加した。

 本イベントは、森ビル株式会社のコミュニティイベントの一環として日本の伝統的な稲作文化を年間を通して体験できる催しの一つ。20回目となった今シーズンは、山形県とのコラボレーションにより、昨年5月にブランド米「雪若丸」の田植えイベントが開催。10月の稲刈りイベントは台風の影響で中止となったこともあり、今回のもちつきイベント参加抽選には待ちわびた希望者で大盛況となった。

 当日はあいにくの天気となったが、子どもたちは元気いっぱい！山形県農産物等のPRキャラクター「ペロリン」や山形県米PRスタッフ「つや姫レディ」も見守る中、「よいしょ！」の声とともに力いっぱい杵を持ち上げ、子どもも大人も本格的なもちつき体験を楽しんだ。
 今回、山形県産のもち米「ヒメノモチ」が使われたつきたてのもちは、庄内地域の青大豆を使用した明るいウグイス色のきな粉をまとった「きな粉もち」に。郷土料理「芋煮」とあわせて参加者に振舞われた。
 自分たちでついたもちや、牛肉の旨味と里芋いっぱいのあたたかい芋煮の味は格別。参加者たちは笑顔で舌鼓をうっていた。

 後半は悪天候ながらも「また来年も参加したいね！」という声があちらこちらで聞こえてきた本イベント。伝統的な稲作文化を通常は非公開の屋上庭園で体験できる、貴重な機会を参加者たちは存分に楽しんでいたようだ。