NACT View 02 築地のはら ねずみっけ

国立新美術館1F ロビーほか

  • 2023/2/13(月)
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NACT View 02 築地のはら ねずみっけ

 館内の意外な場所にビビットカラーのねずみが出没! 笑顔で私たちに手を振っていたり、柱をよじ登っていたり、天井を気持ちよさそうに泳いでいたり…かと思えば、今度は受付の下に出現! 時々息切れしている姿もまた愛らしい…まるで本当に生きているかのように、縦横無尽に動き回るねずみのアニメーション作品を楽しめる展示が国立新美術館で開催されている。

 展覧会を鑑賞する人だけでなく、美術館を訪れるあらゆる人が、気軽に現代の表現に親しめる機会となることを目指す、国立新美術館の企画「NACT View」。本展は、シリーズの第2回目として開催されるもの。

 2次元と3次元の融合をテーマに、実写にアニメーションを合成した映像やプロジェクションマッピングなど新しい切り口の作品を制作するアニメーション作家・築地のはら(つきじ・のはら、1994年生)が生み出したねずみのキャラクターが今回の主役だ。

 メイン展示として、エントランスロビー中央の2つのコンクリートコーンを含むカフェスペースと、乃木坂駅からの連絡通路という2つの空間でプロジェクションマッピングが展開されている。
 ねずみが黒川紀章建築の個性的な構造物の上などを伸びのびと動き回ることで、構造物のフォルムの面白さをあらためて惹き出すとともに、空間全体へと私たちの視線を誘う効果もある。

 本企画では専用のアプリを用いて、スマートフォン等の画面でARアニメーションを鑑賞することもできる。フライヤーに画面をかざすと、眠っているネズミが目を覚ましたり、フロアにある専用のマークに画面を向けると、突如、思わぬ場所からねずみが出現したり…館内に散りばめられた「ターゲット」を見つけ出すのも楽しみだ。

 展示期間は5月29日(月)まで。休館日は火曜。ただし3月21日(火・祝)、5月2日(火)は開館、3月22日(水)は休館。美術館の開館時間に準じで公開される。

【画像】築地のはら《ねずみっけ》2023年 国立新美術館 展示風景 撮影:梅田健太

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