六本木ヒルズアリーナ
東日本大震災の発生から12年を迎える3月11日を前に、六本木ヒルズ自治会と森ビルの共催による「六本木ヒルズ震災訓練」が行われた。
六本木ヒルズが開業した2003 年以降毎年1 回実施されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった2020〜2022年を経て、4年ぶり17回目の開催となった。
アリーナでの訓練には、六本木ヒルズ自治会員(居住者、店舗従業員、オフィスワーカー)ほか約600名が参加。心肺蘇生・AED、火災時煙体験、消火器による消火活動、まちかど防災車体験など多彩な訓練が実施された。
震度7の揺れを体験できる「起震車」の中では、参加者はあまりにも大きな揺れに驚きながらも、揺れが収まった後、速やかにガスの元栓を閉めるなどの対処法を学んでいた。
また、複雑な地震の揺れを再現する地震ザブトンでの揺れの体験や、煙が充満したテントの中から避難する訓練など、実際の災害に即した技術の習得が図られた。
参加者たちは、防災知識の向上や防災に対する考え方、“街ぐるみ”での訓練の意義など、あらためて防災意識を深めていたようだ。
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