夏休み期間中に六本木ヒルズで開催される、子ども向けワークショップ「KID'S WORKSHOP」の一つ、ヒルズ街育プロジェクト「六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー」が開催された。

 通常非公開の場所などを探検しながら、街づくりにおける「安全」「環境」「文化」の取り組みについて学ぶもの。8月14日、17日の2日間で全4回のツアーが開催され、小学校3~6年生とその保護者、約120名が参加した。

 一行はまず、六本木ヒルズ森タワー52階の展望台「東京シティビュー」にのぼり、鳥の目線になって、東京の街について考えを巡らせた。
 次に、約10万食分の非常食などが保管されている「備蓄倉庫」に潜入！担当者から大地震が発生した際でも安心して過ごすための備えについて、クイズ形式で紹介された（写真）。
 続いて、街の中に散りばめられたアート作品を見学。ベンチとして使用できる世界中のアーティストが作った個性的な作品が設置されている六本木けやき坂通りで、実際にその作品に座ったりしながらアートを体感。
 そして最後に、四季折々の自然が感じられる、けやき坂コンプレックスの「屋上庭園」へ。田植えを終えたばかりの水田や、カエルやメダカが棲む池などを見学した。

 子どもだけでなく、大人も一緒に、ヒルズの裏側を知り、街づくりについて楽しみながら学ぶひと時となった。