日本のグラフィックデザイン2023

東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5F)

  • 2023/9/1(金)
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日本のグラフィックデザイン2023

 アジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が、1981年より発行を続けているデザイン年鑑『Graphic Design In Japan』の2023年度版の発行を記念する展覧会が開催中。
 身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、世界でも評価が高い日本のグラフィックデザインの最先端の作品、約300点が無料で鑑賞できる。全作品の撮影も可能だ(動画による撮影は不可)。

 今年は、最高賞である亀倉雄策賞に、初の2名(2作品)が同時選出された。
 岡崎智弘氏の「放送局の番組コンテンツ映像『デザインあneo あのテーマ』」は、子供達に向けたテレビ番組のひとつのコーナー。自分の目で見たり、何かを自分の手でつくろうとする時の、その手前にある気づきや心の有り様をテーマに、「あ」と「丸い穴」という要素のみで、視覚的な実験を積み重ねて構成したコマ撮り手法による映像の作品だ。
 そして、三澤遥氏の「幼稚園のサイン計画『玉造幼稚園』」は、金属の輪っかの組み合わせなどから成る。輪の大きさ、重なりやずれの違いから生まれた簡潔な形状で一見、オブジェや彫刻のようなサインらしからぬ佇まいは、子どもたちに観察し想像することを問うものだという。

 その他にも、各カテゴリーの高得票作品の中から選出される「JAGDA賞」、優秀な若手デザイナーをクローズアップする「JAGDA新人賞」に選出された作品や、審査員29名が1人1点注目する作品を「This One!」として選出している作品なども見逃せない。

 会期は10月19日(木)まで。会期中無休。時間は11:00〜19:00。

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