まちと美術館のプログラム「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展 ジェフ・ゲイス関連プログラム「薬草のグリッド」in 六本木ヒルズ

六本木ヒルズ

  • 2023/9/2(土)
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まちと美術館のプログラム「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展 ジェフ・ゲイス関連プログラム「薬草のグリッド」in 六本木ヒルズ

 森美術館の展覧会「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」(2023年10月18日〜2024年3月31日)に出展予定のアーティスト、ジェフ・ゲイスによる作品《薬草のグリッド》の制作プロセスに参加するプログラムが開催された。

 展覧会は、「私たちとは誰か、地球環境は誰のものなのか」を問いかけ、環境問題をはじめとするさまざまな課題について多様な視点で考えることを提案するもの。
 ジェフ・ゲイス(1934〜2018年)による作品《薬草のグリッド》は、過去に全世界7都市で実施されたプロジェクトで、今回は展覧会の開催地である六本木ヒルズを題材に、街に自生する雑草を採取、制作された押し花が採取場所の記録とともに展示される。

 プログラムに参加した14名は、担当学芸員から「私たちのエコロジー」展およびジェフ・ゲイス作品に関する説明を聞いた後、六本木ヒルズ内の植栽の手入れを担当するガーデナーとともに六本木ヒルズ内を探索し、植物(薬草)を見つけて写真撮影し、生息していた場所を記録。その後、その植物を採取し、押し花を制作していった。

 普段は雑草として扱われる植物が実は薬草で役立つということ、雑草を採取する人の知識や文脈によって存在価値が左右されるという事実に疑問を投げかける作品。ラーニング・プログラム参加者との協働により制作される作品が展覧会でどのように展示されるのだろうか。

【画像】まちと美術館のプログラム「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展 ジェフ・ゲイス関連プログラム「薬草のグリッド」in 六本木ヒルズ実施風景(2023年9月2日)

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