北斗の拳 40周年大原画展 〜愛をとりもどせ!!〜 オープニングイベント・プレス内覧会

森アーツセンターギャラリー

  • 2023/10/5(木)
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北斗の拳 40周年大原画展 〜愛をとりもどせ!!〜 オープニングイベント・プレス内覧会

 全世界で1億部を超える発行部数を誇る格闘漫画の金字塔「北斗の拳」。原哲夫が本展のために描き下ろした渾身の新作を含む、総点数400点以上が展示される大原画展が開幕。前日にはオープニングイベント・プレス内覧会が開催された。

 オープニングイベントには、原作の武論尊氏(写真右)、漫画家の原哲夫氏(写真左)、ファンを代表してケンドーコバヤシ氏(写真中央)が登壇。
 原氏は「20代の頃はただひたすらに独りで机に向かって描いていたが、仲間や周りの人に支えて頂きながらここまで広く世界に繋がっていった。そして今、漫画をアートとして美術館に展示して頂けることをとても嬉しく思う。当時、リアルタイムで見ていた子どもたちがケンコバさんのように40〜50代になっていることがとても感慨深い」と語り、武論尊氏は「遮二無二書いてきたものが、結構な世界を作り上げていたのだと、展示を見てあらためて蘇った。まさに自分の血と汗と酒の結晶、原さんの作品は血と汗と涙の結晶。ぜひ、原先生の素晴らしさを感じて欲しい」と終始、ユーモアを交えながら原氏を称えた。
 両氏と親交があるというケンコバ氏が、「最初は、家にピストルでも隠し持っているのではないかと恐れていたが、お二人とも本当に優しく、謙虚で穏やか」と語るように、その人柄と、二人だからこそ作り上げられた唯一無二の物語の世界をあらためて感じる鼎談となった。

 本展では主催者いわく、「これだけの規模のものをまとめて見られる機会は最初で最後」と言われるほどの圧巻の原画を見ることができる。その他にも、本展のために原氏が描き下ろしたキャンバス画やアトリエを再現した展示、日本を代表する錚々たる漫画家によるお祝いメッセージとオマージュ的に描かれたラオウの絵が見られるスペース、クラウドファンディングより実現した「サウザーの玉座」、「種モミじいさんの墓」などを始めとする数々のフォトスポットなど、見どころ満載だ。
 往年のファンはもちろん、本展で初めて触れる人にも、見ごたえのある内容となっている。

【会期】10月7日(土)〜11月19日(日)※会期中無休
【時間】10:00〜21:00 ※入場は閉館の60分前まで

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