東京ミッドタウンの開業当時から続くデザインの祭典「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」が今年も開催。
 今年は「いざなうデザイン−Draw the Future−」をテーマに、国内外の第一線で活躍するデザイナーや注目のデザインが集結し、その魅力や可能性を身近に体感できるコンテンツが展開される。

 芝生広場に登場した作品「土の群島」は、人と自然と機械が共生する社会構築をめざして活動する建築家・浜田晶則氏設計による循環型インスタレーション。建設時に廃棄物として大量に捨てられる土と海水の成分から生成した硬化剤を混ぜ合わせることで建材としての材料強度をもたせ、3Dプリンターやさまざまな構法で造形された群島。来場者は自由に触れたり、座ったりすることができ、役割を終えた後は再び大地へとかえる。「地球環境に配慮しながらも楽しく生きる暮らしを、デザインによっていざなう」という作者の思いが込められている。

 ミッドタウン・ガーデン内では、建築家ユニットKASAによる、風を体感することができる小さな花々のような繊細なインスタレーション「風の庭」が登場。ガーデン内を流れる小川には、デザインファーム・IDEOによる、水資源問題に意識を向け、行動変容にいざなうインスタレーション「Reflections on Water」が展示される。

 また、期間中には参加クリエイターらによるトークサロンや、子どもの知的好奇心やクリエイティビティを引き出すワークショップも開催（要事前予約）。
 アトリウムでは、優美なポメラートの世界観に触れる体験型イベント「ヌード クラフテッド エモーションズ」のブースも登場。
 他にも、「TOKYO MIDTOWN AWARD 2023」の受賞作品や「DESIGNART TOKYO 2023」の作品展示など、東京ミッドタウン全体がデザイン一色に染まる。

【期間】10月6日（金）〜10月29日（日）
【時間】コンテンツにより異なる ※詳細は東京ミッドタウンHPご参照